Ⅿ&A成約事例集

事例1 地域密着の車屋さん》

(当時の会社の状況)

 愛知県の会社で社員は27名 自動車の整備と販売を行っており、工場では車検から鈑金塗装、カーナビの取り付け迄、幅広く行うことができ、地域から愛される車屋さんでした。地元のJCにも社員が入会しており、市役所の車検なども受注する地域密着の自動車販売店でした。

(M&Aをしようと考えたキッカケ) 

 当時の顧問税理士の担当者から、「そろそろ社長さんも年齢のことを考えると事業承継を考える時期じゃないですか?今後どのように考えていますか?」と聞かれ、「社長として今進めているプロジェクトもあるので、まだ考えてないな。」と答えてました。その1年後に病気で弟さんを亡くし、もし私が死んだら会社はどうなるのだろうと考え、顧問税理士の担当者に相談したところ、いろいろ話を聞く中でM&Aしか解決する方法が無いという結果となり、M&Aをすることにしました。

(M&Aをした結果)

 買取希望会社に、誰もが知る大手と、岐阜市を中心に展開している自動車屋の2社が残りました。社長さんは、最終的に最後まで大事にしたのは、会社で働く職員の働きやすさで、その環境を作ってくれるで会社ということで、岐阜県を中心に展開している自動車屋さんに株式の譲渡を決めました。社長さんはその後取締役として、2年間会社に残り、退職金をもらって退職しました。


《事例2廃車部品取り工場

(当時の会社の状況)

 愛知県の会社で廃車部品取り工場を行っている会社です。従業員が9人の会社で、事務がその内3人、工場で働いているのが4人で社長が1名、会長1名の会社でした。事務は主に電話で取引先に中古部品を売り、工場では廃車になった自動車を分解して、中古部品を取り出す作業をしていました。



(M&Aをしようと考えたキッカケ)

 息子が1人同じ職場で働いていましたが、後を継ぐにはまだ若く、任せるにはまた早かったため、従業員の中から社長を決め、財務を社長が管理し、会長が経営を行う会社でした。

そのころ、ガソリン車よりも徐々にハイブリット車が多くなってきており、廃車部品取工場屋さんも、今はまだいいが、そのうちハイブリットが増えてくると部品がとれなくなるという危機感もあり、新車を売る会社協力した方がこの先いいと考え、Ⅿ&Aをすることしました。

(M&Aをした結果)

 譲受会社は、北陸地方の会社でした。愛知の譲渡する会社の経営は今現在社長をしている人に行ってもらうことがM&Aの条件にありました。基本合意を結び、その後社長に&Aをすること、及び今後の会社の経営を任せることを伝えると、社長は北陸の会社を自ら見てから決めたいと、北陸の会社にお伺いし、社長も納得し無事に譲渡契約書を結び&Aを成立することができました。

 

《事例3、農業団体》

(当時の状況)

当時農協さんからの紹介で、20年前位からもみすりや育苗をJAにださず自分たちで行っている団体があり、そこが地元の企業に売りたいという話がありお伺いすることになりました。

&Aをしようと考えたキッカケ)

お伺いしてみると、30名弱ほどで構成される農業団体で、その団体を取りまとめている方が高齢となり、自分の団体の中から後継者を見つけようとしましたが高齢で後をつぐものがおらず、あたまを悩ませていたところ、その話をどこからか聞きつけた企業側から、農業団体を買い取らせてほしいという申し出があったということでした。

&Aをした結果)

30名弱の農業団体の意見を取りまとめるために、その中の数人を農業団体の代表として交渉の席についてもらいました。交渉を進める中で、温室を借りている人が、契約を改める際に貸さないというトラブルもありましたが、代わりに温室ができる敷地を農業団体を取りまとめが用意したり、敷地に神舎の土地があり、神社に寄付をしたりと、いろいろなことがありましたが、いろいろな人のご協力から無事、企業側に譲渡することができました。